クラッシャーHさん

どこの会社にもいわゆる問題児っていますよね。

うちのゴルフ場にも何人かいますけど、

その中でも問題児なのがHさんです。

Hさんは50代独身の男性です。

外見はいつもにこにこしていて愛想がとてもいいんです。

実際にとても人当たりがよく、話しやすいので、

僕もそのにこにこにやられてしまいました。

 

Hさんには裏の顔があって、その場にいない人の悪口をいいまくるっていう特技があったんです。

もう、これは特技と呼ぶにふさわしいです。

まぁ誰しも人の悪口をいうことはあります。それは否定できません。

でも、この人は尋常じゃない。

常に、誰かの人の悪口をいってるんです。それも、本人に悪口という自覚がないからたちが悪い。

基本的にターゲットは何人かに絞られてはいるんですけど、

さっきまで仲良くしていたかと思う人の悪口を言ったりします。

悪口の前に必ず「文句じゃないんですけどね」「悪く言うつもりはないんですが」と前置きすので、また始まったと嫌な気持ちになるんですが。

入社したときに、周りの人から何回か注意をされていたんです。

「Hさんには気をつけたほうがいいよ」と。

でも入社したてだと、その人だけの意見を鵜呑みにすることもできないですし、

そういう評価もあるんだなー、くらいにしか受け止めてなかったんです。

実際にHさんはとても話しやすく、面白い人でもあったので、

反対にとても話しやすいくらいの印象でしたし、

最初はHさんとばかり話しておりました。

ただHさんにとっては、自分がその時に攻撃の対象になってないというだけにすぎなかったんです。

Hさんを避けるきっかけになったのは、お昼休憩のときにHさんと一緒になったのですが、その時間まるまる人の悪口で埋め尽くされたときです。

さすがに「はいはい」と受け流すにはしんどすぎて、

かなり適当な返事になっていたかと思います。

それから、Hさんとは1対1にならないように気をつけてました。

さすがのHさんもみんなと一緒にいるときは、特定の人の愚痴は言わなかったですからね。

僕としては、愚痴を聞かずにすむようになったので、安堵していたのですが、

しばらくしてから、ある人に言われたんです。

「Hさん、あなたのこと悪く言ってるよ」と。

内容としては、あいつ仕事しないですとか、ミスが多いですとかそんな内容でした。

僕にとっては、それまで仲良くしているつもりだったので、とても驚きショックを受けました。

自分自身があまり周りから悪口を言われた経験も少なかったので、(言われなかったわけでなく、耳に入らなかっただけかもしれませんが)ディフェンスがかなり弱かったと思います。

それからしばらくはメンタルがやられてしまったわけです。

まぁどこの業界にもいるんですけどね。

一時は会社に行きたくないくらいに追い詰められたのですが、

できるだけ気にしないように、精神の鍛錬だと思うことにしております。