営業電話

ゴルフ場にはよく営業の電話がかかってきます。

この間Mという会社から営業部あてに電話がかかってきました。

内容を聞くとメールのマーケティングの会社とのことです。

「お会いできますか?」とのことでしたので、

1週間後に約束をとりつけました。

ただ、今回電話してきた方はアポイント担当で、訪問は別のものが伺います、とのお話でした。

 

さて、その約束の日です。

訪問予定の1時間位前に電話がかかってきました。

「行けなくなってしまった」との内容でした。

仕方ないですね、と次のアポイントを約束しようとしたところ

「WEBでもよろしでしょうか?」と尋ねられました。

直接訪問して営業をかける手法の他に、最近はTV電話のような形で営業を行う会社が増えているようです。

WEB商談の件は噂に聞いていましたが、実際に対応するのは初めてです。

確かにゴルフ場に営業周りをしようと思うと通常の企業よりも時間と費用がかかります。

都合よく同じ日に何件もアポイントをとるのも難しいものですし。

1日に回れる件数も3−4件がやっとです。

ですので、効率化を求めてWEBでのプレゼンを提案してきたのです。

おぉ、ついに来たか!と感極まりました。

ただ、ひとつ疑問が浮かびました。

それは、この人達はもともと営業に来る気がなかったのではないかということです。というかこの流れは来る気は全然かなったんでしょうね。

最初から騙す気だったということになりますと少し腹が立ちますが、

まぁいいでしょう。フット・イン・ザ・ドア・テクニックは基本中の基本ですから。

 

さて、WEBで商談をしたい気持ちはあったのですが、実はその環境が整っていないのがゴルフ場です。WEBがつながる環境は事務所しかありません。

さすがにみんなが見ている前でWEB商談をするのは気が引けます。

来訪者用の会議室は個室ですが、WEB環境がないので、さて困った。そのことを相手に伝えると

「でしたら電話での商談でもいいですか?営業担当に聞いてみます」

というわけで、日時を決め、今度は営業での商談となりました。

WEBの商談に興味はありましたので今回は残念でしたが

どのような営業トークを展開してくれるのか非常に楽しみです。

すると、このアポイント担当が詳細を詰めてきました。

「メールマーケティングはしてますか?」

「メルマガのことでしょうか?それならしております」

「何通くらい送ってますか?」

「3,000通くらいでしょうか」

なんてやりとりを馬鹿正直にしていました。

「他にはどんな戦略を立てていますか?」

といったなんとまぁ漠然とした質問が出てきました。

「範囲が広すぎて、具体的にどういったことですか?」

「えーと、メールとか、メルマガとか、メールとか・・・」

メールのことしか言いません。

メールのことしか知らない会社なのか、それともこの人が何も知らないのか・・・

そもそも、自分のところの戦略を、契約もしていない会社に教えるところなんてあるのでしょうか?疑問です。

とりあえず話は一旦打ち切って、営業担当から電話をかけてもらうことにしました。

次回の電話が楽しみです。

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